【不動産で損する前に!】手数料のあれこれや選び方をプロが解説します!
不動産を所有する上で、その成功を左右する要素の一つに『管理』が挙げられます。
特に、物件を所有しているだけでは、安定した収益を上げ続けることは難しいのが現実です。
こうした背景から、多くのオーナーが不動産管理のプロフェッショナルに物件の管理を任せる選択をしています。
しかし、そのサービスを受けるためには『不動産管理の手数料』が発生します。
この手数料とは一体どのようなものなのか、どれくらいの費用がかかるのか、知っておくべきポイントを解説していきます。
不動産管理の委託について
管理会社への委託とは、物件の日常的な運営や維持を専門家に任せることを指します。
これにより、オーナーは日常的な業務から解放され、専門家が最適な判断で物件を管理してくれるため、安心して運営することができます。
当然、これには管理料が発生しますが、トラブル対応や法的手続きの専門知識が必要な際に、その価値を実感することができます。
主な業務内容は以下の通りです。
一方で自己管理は、物件オーナーが直接、賃料の徴収、修繕手配、入居者とのトラブル対応などの業務を手がける方法です。
その最大のメリットは、管理会社の手数料やコミッションを節約できること。
しかし、これには一定のリスクも伴います。
例えば、法律や市場に関する最新の知識が不足していると、トラブルが起きた際の対応に手間取ることがあります。
また、日々の管理業務が想像以上に手間を取るため、時間的負担が大きいと感じることも。
そのため多くの方が、不動産管理会社へ管理を委託している場合が多いです。
不動産管理の手数料とは?
不動産管理の手数料と言っても様々な種類があります。
ここでは特に重要な3つの手数料についてご説明します。
・管理委託費
・初期手数料(契約手数料)
・仲介手数料
管理委託費
不動産管理会社へ委託した場合、毎月発生するのが、この『管理委託費』です、
不動産投資をする際、物件を手に入れただけでは、その物件からの収入を確保するための運営や管理が必要になります。
例えば、故障した設備の修繕、物件の掃除、入居者からの質問への対応、家賃の収集など、様々な業務が発生します
これらの業務をすべて自分で行うのは、特に複数の物件を持つ場合や忙しい方には難しいのが現実です。
そこで、これらの管理業務を専門的な業者に委託する選択をするオーナーが多くいます。こ
具体的には、以下のようなサービスが含まれます。
- 物件の日常の点検や清掃
- 故障した設備の修繕の手配
- 入居者とのコミュニケーションやトラブル対応
- 家賃の収集や遅延時の対応
この管理委託費は、家賃収入の5%〜10%など、あらかじめ決められた割合として毎月支払われることが多いです。
この割合は物件の場所や規模、管理会社のサービス内容などによって変動します。
つまり、物件の管理を専門家に任せ、安心して不動産を維持するための「保険」のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。
初期手数料(契約手数料)
不動産を管理してもらう際には、専門の管理業者と契約を締結します。
このときに必要となるのが「初期手数料」または「契約手数料」と呼ばれる費用です。
初期手数料は名前の通り、契約の初めに一度だけ支払う費用です。
これは、契約の際に発生する各種手続きや管理開始に伴う業務の開始にかかるコストをカバーするためのものです。
具体的には、契約書の作成、物件の初期調査、契約に関する事務手続き、初回の打ち合わせや物件説明などのコミュニケーション費用などが含まれます。
初期手数料の金額は、物件の規模や立地、管理業者のサービス内容、または契約期間などによって変動することがあります。
例えば、大規模な物件や特別なサービスを必要とする物件の場合、それに応じて手数料が高くなる可能性があります。
契約を結ぶ際には、この初期手数料について明確に理解し、他の管理業者との比較をしながら最適な業者を選ぶことが大切です。
安易に低い手数料の業者を選ぶのではなく、サービス内容や信頼性を基に選択することをおすすめします。
仲介手数料
仲介手数料とは、物件を賃貸や購入、売却する際に、仲介業者に支払われる報酬です。
主に、物件の探索や契約手続きのサポートなどの仲介業務の対価として発生します。
具体的に、仲介業者は次のようなサービスを提供しています。
- 物件のマッチング:希望する条件に合った物件を提案してくれる。
- 契約手続きのサポート:契約書の作成や説明、印紙税の手配などを代行。
- 価格交渉:購入や賃貸の価格に関する交渉をサポート。
これらのサービスを受けるため、取引の際に仲介手数料が必要となるのです。
賃貸の場合、この手数料は大体家賃の1ヶ月分が一般的です。しかし、高級物件や特定のエリア、または仲介業者のサービス内容によって、この料金は変動することがあります。
購入や売却の場合、物件の売買価格の一定の割合(例:3%+6万円)が手数料として設定されることが多いです。
このように、仲介手数料は不動産取引における重要なコストの一部ですが、安心して物件取引を進めるための必要な投資とも言えます。
不動産管理会社の選び方3選
不動産は、物件の購入だけでなく、その後の適切な管理にもかかっています。
委託する場合、重要となるのがこの不動産管理会社の選び方です。
正しい会社選びをすることで、安心して物件を管理してもらえるだけでなく、収益の最大化も見込めるのです。
ここでは、『不動産管理会社の選び方3選』についてご紹介します。
・複数社のプランを比較する
・連絡の取りやすさ
・料金体系は明確になっているか
複数社のプランを比較する
管理会社は一つとして同じものはありません。
それぞれが異なるサービスや特色を持っています。
最適な選択をするためには、複数の会社のプランを比較検討することが大切です。
一社だけに絞ってしまうと、他にもっと良い条件の会社があったかもしれません。
そのため、複数社を比較することで、自分の物件やニーズに合わせた最適なサービス内容や価格帯を知ることができます。
連絡の取りやすさ
不動産の管理には様々な状況が発生します。
急なトラブルや修繕の必要性など、即時の対応や連絡が求められることも少なくありません。
そのため、管理会社との連絡がスムーズに取れるかは非常に重要なポイントです。
例えば、電話やメールでの返答速度、緊急時の対応体制など、日常のコミュニケーションの質を確認することで、安心して物件を委託できます。
料金体系は明確になっているか
管理会社の料金体系は、一見すると複雑に見えることがあります。
しかし、隠れたコストや意図的にわかりにくくされている料金体系は、後でトラブルの原因となることも少なくありません。
料金体系がしっかりと明確に示され、理解しやすい形になっているかを確認することが必要です。
また、基本的な管理料だけでなく、追加で発生する可能性のある費用や、将来的に料金が変動する可能性など、全てのコストについての情報を得ることが重要です。
まとめ
このように不動産管理は、主に自己管理と業者へ委託する方法があります。
中でも業者へ委託する場合は、管理委託費、初期手数料、仲介手数料などが必要となります。
そのため、それぞれの手数料の意味と特性を理解することは、適切なサービスを選び、効果的な経営を行うための基盤となります。
さらに、管理会社の選び方は、物件の価値を最大限に引き出す鍵です。
プランの比較、連絡のしやすさ、料金体系の明確さなど、各項目に注意を払いながら選びましょう。
最終的には、不動産管理の全ての要素が、より良い不動産経営のためのサポートとなるはずです。
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