【賃貸物件のエアコンの費用は誰が払う?】設置費用や交換費用などを状況別にご紹介!

賃貸物件のエアコンが故障してしまった

エアコンの交換費用は誰が支払うのか

賃貸物件のエアコンが故障してしまった、新しいエアコンに交換したい、という方の中にはこのような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

賃貸物件のエアコンの修理費用や交換費用については、賃貸契約書に記載されている内容に従うことが一般的です。

そこで今回は、賃貸物件のエアコン修理や交換にかかる費用負担のルールや賃貸契約書の確認ポイントについて、詳しく解説していきます。

エアコンの交換や設置費用は誰が負担するのか

まずはじめに、エアコンが故障してしまった時、修理費用や交換費用は誰が負担するべきなのか、ご紹介します。

賃貸物件においてエアコンが故障した場合、修理や交換費用は一般的に大家さんが支払うことになります。

ただし、入居者が後からエアコンを取り付けた場合や破損させてしまった場合は、入居者が費用を負担するケースもあります。

入居者が、後から取り付けたエアコンについては、後々トラブルに発展しないように、取り付ける前に大家さんと話し合い、故障した場合の対処はどうするかなど決めておきましょう。

エアコンの修理費用は誰が払う?

次に、賃貸物件のエアコンの修理費用は誰が支払うのか、以下の2つのケースに分けてご紹介します。

①自然に故障した場合
②入居者の過失で故障した場合

上記の2つの場合で対応が変わってくるので、必ず確認しておきましょう。

①自然に故障した場合

賃貸物件のエアコンの修理費用は誰が支払うのか、確認すべきケースの1つ目は「自然に故障した場合」です。

エアコンが賃貸物件の設備として備え付けられている場合、通常は大家さんが費用を負担します。

エアコンは建物の一部として扱われ、入居者が適切に使用している限り、自然な故障に関しては大家さんが対応すべきものとされています。

②入居者の過失で故障した場合

2つ目は「入居者の過失で故障した場合」についてです。

入居者がエアコンを破損させたり、使用不備で故障した場合は、入居者が修理を負担することが一般的です。

例えば、フィルターの定期清掃を怠り故障した場合や適切ではない温度で使用を続けることなどがこれにあたります。

エアコンの交換費用は誰が払う?

賃貸物件のエアコンの交換費用は誰が支払うべきか、以下の2つのケースに分けてご紹介します。

①古いエアコンを交換する場合
②故障してないが新しく交換したい場合

①古いエアコンを交換する場合

賃貸物件のエアコンの交換費用は誰が支払うのか、確認すべきケースの1つ目は「古いエアコンを交換する場合」についてです。

エアコンの寿命は一般的に、10年から15年となっています。

上記で記載したエアコンの寿命年数が近い、経過しているという場合は、大家さんが費用を負担することが一般的です。

②故障していないが新しく交換したい場合

2つ目は「故障していないが、新しく交換したい場合」についてです。

エアコンがまだ正常に使用できていて、寿命がまだ経過していない場合は、基本的には大家さんは費用を負担する必要はありません。

どうしても新しいエアコンに交換したいといった場合は、自身で費用を負担してもらうよう伝えてしまって問題ありません。

賃貸契約書の確認のポイント

賃貸契約書の確認すべきポイントを以下の2つに分けてご紹介します。

①エアコンが故障した場合の記載
②自分で取り付けた場合の記載

賃貸契約書には、エアコンについて必ず明記されています。

エアコンの状況によっての対応が記載されているので、必ず確認しましょう。

①エアコンが故障した場合の記載

賃貸契約書の確認するべきポイント1つ目は「エアコンが故障した場合の記載」についてです。

賃貸契約書には、以下のような内容が記載されているはずです。

・「エアコンが正常な使用により故障した場合、賃貸人が修理または交換をする

・「借主の故意、過失によって故障した場合、借主が修理または交換の費用を負担する

エアコンが故障した場合、賃貸契約書を確認し、これらの内容が記載されているのかを確認することが重要です。

特にエアコンが賃貸の設備として扱われているかどうか、修理や交換費用の負担について確認することが大事です。

②入居者がエアコンを取り付けた場合の退去時の負担の記載

2つ目は「入居者がエアコンを取り付けた場合の退去時の負担の記載」についてです。

賃貸契約書には、以下のような内容が記載されているはずです。

借主が自費で設置したエアコンについて、退去時には取り外し、原状回復を行うものとする。現状回復にかかる費用は借主の負担とする

また、入居者が取り付けたエアコンを大家さんの所有物にして残しておいても良いと明記されている場合があります。

ただ、基本的には自分で取り付けたエアコンをそのまま賃貸に置いていきたい場合、大家さんとの話し合いが必要になります。

エアコンを自分で取り付けた場合、退去時に原状回復義務やエアコンの撤去に関する文章の記載があるかどうか確認することが重要です。

これにより、予期しない費用負担を避けることができ、トラブルも事前に防ぐことができます。

交渉でトラブルが生じた場合

交渉でトラブルが生じた場合の対処法について、以下の2つをご紹介します。

①円滑なコミュニケーションを取ること
②法的な措置を検討すること

①円滑なコミュニケーションを取る

交渉でトラブルが生じた場合の対処法1つ目は「円滑なコミュニケーションを取ること」です。

法律上、大家さんは賃貸設備が故障した場合は、修理や交換をする義務があります。

エアコンが故障した際の、修理や交渉で発生する費用の負担を交渉をする場合、賃貸契約書を用いて大家さんと話し合いましょう。

②法的な措置を検討する

2つ目は「法的な措置を検討すること」です。

大家さんとの話し合いで、賃貸契約書を用いて交渉をしても話がうまくまとまらない場合は、管理会社や地域の消費者生活センターに相談しましょう。

ただ、消費者生活センター等で相談してもうまくいかない場合は、弁護士に相談し法的な措置をとることも検討しましょう。

エアコンを長く使用するために入居者が気をつけるべきこと

最後に、エアコンを長く使うためには、入居者が日常的に行えるメンテナンスや使用方法に気をつけることが重要です。

エアコンの修理や交換は高額な費用がかかります。

頻繁に修理や交換ができるようなものではないので、大切に使用しなければなりません。

そこで1番重要なメンテナンスが、エアコン内のフィルター清掃です。

フィルター内に埃がたまってしまい、エアコンに負荷がかかってしまい故障してしまうケースが多いです。

定期的にフィルター内の埃を掃除機で吸い取り、綺麗にしましょう。

フィルター掃除を2〜3週間に1回程度行うと、清潔に長く使用することができます。

賃貸物件でエアコンにかかる費用は大家さんに相談しよう

いかがでしたでしょうか。

今回は、エアコンの修理や交換費用は誰が支払うのかに焦点を当て、費用は入居者が支払うのか、それとも大家さんが支払うのかについてご紹介しました。

賃貸物件でのエアコンの修理や交換費用については、賃貸契約書を用いて、大家さんとしっかり話し合いましょう。

また、エアコンの故障や不具合を起こさせないためにも、日々のメンテナンスを大事にしましょう。

エアコン等に関するご相談はもちろん、その他物件に関わる全てのお悩みへのサポートを行っているので、お悩みの際はぜひお気軽にご相談ください。

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