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【管理会社を変えるか迷ったら】不満のサインと乗り換えの見極め方

「空室がずっと埋まらないのに、管理会社から何の提案もなくて…このまま任せていて大丈夫なのかな…」
「入居者からのクレームを伝えても対応が遅いし、報告もこちらから聞かないと上がってこなくて…」
賃貸経営をされているオーナー様の中には、管理会社への不満をどう扱えばいいか決めきれないまま契約を続けている方も少なくありません。
2021年6月に完全施行された賃貸住宅管理業法では、管理戸数200戸以上の業者に国への登録と重要事項説明が義務づけられ、管理の質は以前より比較しやすくなりました。
裏を返せば、提案も報告もない会社に任せ続けることは、空室と機会損失をそのまま抱え込むことにつながります。
本記事では、管理会社への不満について次のポイントを整理します。
- 不満につながりやすい管理会社の典型パターン
- 感情的にならずに改善を促す具体的な手順
- 乗り換え先を選ぶときの着眼点
管理会社との付き合い方ひとつで、同じ物件でも手残りは大きく変わります。
管理会社への対応に迷っているオーナー様や、乗り換えを検討し始めた方は、ぜひ最後までお読みください。
賃貸オーナーが管理会社に不満を感じやすい理由
管理会社への不満は、業務の成果が見えにくいという賃貸管理特有の構造から生まれます。
家賃の集金や入居者対応は順調なときほど何をしてくれているのかが伝わりにくく、空室や修繕といった問題が起きて初めて対応の質が表面化します。
管理料は毎月定額で引かれる一方、成果が実感できないと、この金額に見合う仕事なのかという疑問が積み上がっていきます。
期待値をすり合わせないまま契約を続けると、小さな不満がやがて乗り換えの検討につながります。
管理会社への不満につながりやすい主な原因
オーナー様の不満は、担当者個人の問題というより、業務の進め方や情報共有の仕組みに原因があるケースが目立ちます。
現場でよく挙がる3つの原因を整理します。
1.空室が続いても具体的な募集提案がない
2.入居者対応や報告の連絡が遅い
3.修繕費や管理費の内訳が不透明
①空室が続いても具体的な募集提案がない
最も多いのが、空室が長引いても具体的な打ち手が出てこないケースです。
反響が少ないという報告だけで、賃料の見直しや募集条件の調整、広告料の設定といった提案が伴わないと、空室期間はずるずると延びていきます。
家賃8万円の部屋が3か月空けば24万円の家賃収入が失われる計算で、募集戦略の巧拙は年間収支に直結します。
ポータルサイトへの掲載内容や写真の質、内見時の案内までフォローしてくれるかどうかが、客付け力を見極める材料になります。
②入居者対応や報告の連絡が遅い
次に多いのが、入居者対応や報告のレスポンスの遅さです。
設備の故障やクレームを伝えても折り返しがない、対応の結果が共有されないという状態が続くと、入居者の不満が管理会社を飛び越えてオーナー様に向かいます。
月次報告の頻度や、緊急時の連絡体制がどう決められているかを、契約書に立ち返って確認しておきましょう。
③修繕費や管理費の内訳が不透明
見落とされがちなのが、修繕費や管理費の内訳の不透明さです。
一式でまとめられた見積書や、相場より高い修繕費がそのまま請求されると、管理会社が本当にオーナー様の利益を守っているのか不信感が募ります。
小規模な修繕でも、複数業者の見積もりを取っているか、金額の根拠を説明できるかに管理会社の姿勢が表れます。
毎月の管理料に何が含まれ、何が別料金なのかを一度棚卸しすると、支払っているコストと受けているサービスのバランスを判断しやすくなります。
不満を感じたときにオーナーが取るべき対応
不満を抱えたときは、感情的に契約を切る前に、順を追って状況を動かすのが得策です。
すぐに実践できる4つのステップを段階的に見ていきます。
1.管理委託契約の業務範囲を読み直す
2.改善してほしい点を書面で伝える
3.期限を決めて改善の反応を見る
4.動きがなければ乗り換えを進める
①管理委託契約の業務範囲を読み直す
最初に取り組みたいのが、管理委託契約の業務範囲の読み直しです。
不満に感じている業務が、そもそも委託契約に含まれているのかを確認しないと、的外れな要求になりかねません。
国土交通省が公表する「賃貸住宅標準管理委託契約書」では、家賃等の徴収や契約更新、修繕の手配などが業務として例示されており、自分の契約と照らし合わせる物差しになります。
契約に含まれていない業務であれば、別料金のオプションとして依頼できるか交渉する余地があります。
②改善してほしい点を書面で伝える
次に進めたいのが、改善してほしい点を書面で伝えることです。
口頭のやり取りは記録が残らず言った言わないになりやすいため、メールや文書で具体的に依頼するのが確実です。
「空室について月1回、賃料と募集条件の見直し案を書面でご提案ください」といった形で、頻度と成果物を数字で示すと、相手も動きやすくなります。
伝えた内容と日付を残しておけば、後で乗り換えを判断するときの経緯の記録にもなります。
③期限を決めて改善の反応を見る
続いて意識したいのが、改善に期限を設けて反応を見ることです。
次の更新までと曖昧にせず、1か月から2か月など具体的な期間を区切ると、相手の本気度が測れます。
期限内に提案や報告の頻度が改善されれば継続、変化がなければ乗り換えという判断軸を先に決めておくと、迷いが減ります。
④動きがなければ乗り換えを進める
最後の選択肢が、改善が見られない場合の乗り換えです。
管理委託契約の多くは解約の予告期間が定められており、3か月前の通知が必要なケースが一般的なため、契約書の解約条項を先に確認します。
入居者への周知や敷金と書類の引き継ぎ、家賃の振込先変更など段取りが必要で、次の管理会社を決めてから動くと空白期間を防げます。
不満の出にくい管理会社を選ぶための着眼点
乗り換えるにせよ新たに委託するにせよ、次で同じ不満を繰り返さないための見極めが肝心です。
失敗しないための着眼点を3つに整理します。
1.管理戸数と客付けの実績を確認する
2.報告の頻度と連絡手段をすり合わせる
3.管理料の安さだけで判断しない
①管理戸数と客付けの実績を確認する
まず押さえておきたいのが、管理戸数と客付けの実績です。
管理戸数200戸以上の業者は賃貸住宅管理業法の登録義務の対象で、登録の有無は国土交通省の登録業者検索でも確認できます。
自分の物件と似たエリアや築年数、間取りの管理実績があるか、直近の平均入居率や空室の消化スピードを具体的な数字で聞いてみましょう。
エリアの客付けに強い会社かどうかは、地元の仲介ネットワークをどれだけ持っているかにも表れます。
②報告の頻度と連絡手段をすり合わせる
次に押さえたいのが、報告の頻度と連絡手段のすり合わせです。
契約前に、月次報告はどんな形式で何を載せてくれるのか、緊急時は誰にどう連絡が来るのかを具体的に確認しておくと、入居後のギャップを防げます。
報告のサンプルを見せてもらえば、その会社の情報共有への姿勢を契約前につかめます。
③管理料の安さだけで判断しない
特に注意したいのが、管理料の安さだけで選ぶことの落とし穴です。
管理料の相場は家賃の5%前後ですが、料率が低くても客付けが弱く空室が続けば、かえって手残りは減ります。
料率だけでなく、その金額で何をしてくれるのかをセットで比較し、長く入居してもらう力があるかどうかを軸に選ぶと、収益は安定します。
管理会社への不満でお悩みの方は久和不動産へ
管理会社への不満は、放置するほど空室と機会損失に姿を変えます。
要点をまとめます。
- 不満の多くは、募集提案の不足/報告の遅れ/費用の不透明さという業務の仕組みに原因がある
- 契約範囲の確認から書面での改善依頼、期限を区切った見極めへと、感情的にならず順を追って動く
- 乗り換え先は管理料の安さではなく、客付け実績と報告体制で選ぶ
久和不動産では、現在の管理内容の棚卸しから、募集条件の見直し、報告体制を整えた管理の引き継ぎまで、オーナー様の立場で一貫してサポートいたします。
「今の管理会社に任せ続けるべきか、乗り換えるべきか判断できない…」
「空室が続いているのに、有効な提案が出てこなくて困っている…」
という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

