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【賃貸の内見が入らない】反響が止まる原因と申込につなげる改善策をオーナー向けに解説

「募集を出して1か月経つのに、内見の予約がまったく入ってこない…」
「問い合わせの電話は鳴るのに、現地を見たいという話に進まなくて…」
賃貸経営をされているオーナー様の中には、こうした反響の停滞に頭を抱えている方も少なくありません。
総務省の令和5年「住宅・土地統計調査」では全国の賃貸用空き家は約443万戸にのぼり、入居希望者は数ある物件の中から見る部屋を絞り込んでいます。
近年はSUUMOやアットホームといったポータルサイトで何十件も比較してから内見を1〜2件に絞るのが当たり前になり、画面上で選ばれなければ現地にすら呼べません。
本記事では、賃貸の内見が入らないときに見直したい次の3点を整理します。
- 内見の申込が入らない主な原因
- 放置したときのリスクと内見数を増やす具体策
- 内見は入るのに申込につながらない場合の見直し
反響が止まって打開策を探している方も、これから募集を立て直したい方も、ぜひ最後までお読みください。
内見の申込が入らない主な原因
内見の改善は、つまずいている原因を正しく切り分けるところから始まります。
ここでは、現場でよく見られる原因を3つに絞ってご紹介します。
1.写真と募集図面の見せ方が弱い
2.家賃や条件が相場と合っていない
3.ポータルサイトでの露出が不足している
①写真と募集図面の見せ方が弱い
最も多いのが、写真と募集図面の見せ方が弱く、画面上で選ばれていないパターンです。
入居希望者はポータルサイトのサムネイル写真で「見るか見ないか」を一瞬で判断するため、暗い、点数が少ない、生活感が残ったままといった写真では候補から外れてしまいます。
実際、掲載写真が10枚未満の物件と20枚以上の物件では、問い合わせ数に明確な差が出る傾向があります。
間取り図に採寸や設備の記載が不足していると、入居希望者は具体的な暮らしをイメージできず、次の候補へ流れていきます。
②家賃や条件が相場と合っていない
次に多いのが、家賃や入居条件が周辺相場とずれているパターンです。
入居希望者はポータルサイトの絞り込み機能で家賃の上限を設定して検索するため、相場より数千円高いだけで検索結果に表示されず、存在を知られないまま終わります。
たとえば相場7万円のエリアで7万5,000円に設定していると、「7万円以下」で絞り込む層には一切届きません。
敷金礼金やペット不可といった条件面でも、競合より不利な設定が並んでいれば、同じ家賃帯でも後回しにされてしまいます。
③ポータルサイトでの露出が不足している
見落とされがちなのが、ポータルサイトでの露出そのものが足りていないパターンです。
物件情報の質が良くても、掲載されているサイト数が少なかったり、新着表示の期間を過ぎて検索結果の下のほうに沈んでいたりすれば、そもそも入居希望者の目に触れません。
管理会社が1社のポータルにしか掲載していないケースや、長期間情報を更新せず鮮度が落ちているケースは実務でよく見かけます。
掲載状況は管理会社任せにせず、オーナー様自身も定期的に確認しておくと安心です。
内見が入らない状態を放置したときのリスク
原因を押さえたら、次は内見が入らない状態を放置したときに何が起きるかを確認しておきましょう。
主なリスクは次の3つです。
1.空室期間の長期化による家賃収入の機会損失
2.値下げ競争に巻き込まれやすくなる
3.掲載順位の低下で物件情報が埋もれる
①空室期間の長期化による家賃収入の機会損失
まず直接的に響いてくるのが、空室が長引くことによる家賃収入の機会損失です。
内見が入らなければ申込も生まれないため、空室期間はそのまま延びていきます。
家賃7万円の部屋が3か月空室になれば21万円、半年なら42万円の収入がまるごと消える計算で、この穴はあとから取り戻せません。
一度逃した1か月分の家賃は翌月の家賃で埋め合わせできないため、空室期間は短いほど経営は安定します。
②値下げ競争に巻き込まれやすくなる
次に注意したいのが、焦りから値下げに走り、競争に巻き込まれていくパターンです。
内見が入らない状態が続くと「家賃を下げれば動くのでは」という発想になりがちですが、原因が写真や露出にある場合、値下げしても反響は戻りません。
結果として家賃だけが下がり、収益性が落ちたまま空室は埋まりません。
一度下げた家賃は次の入居者にも基準として引き継がれるため、安易な値下げは長期の収益を削ります。
③掲載順位の低下で物件情報が埋もれる
意外と見過ごされやすいのが、時間が経つほど掲載順位が下がり、物件情報が埋もれていく流れです。
ポータルサイトでは新着物件が上位に表示されやすく、掲載から日数が経つほど検索結果の下へ沈んでいきます。
下のほうに埋もれた物件は閲覧されにくくなり、内見が入らない状態がさらに加速するという悪循環に陥ります。
掲載のリフレッシュや情報更新を怠ると、良い物件でも見つけてもらえないまま時間だけが過ぎていきます。
内見数を増やすための具体策
ここまで原因とリスクを整理してきました。
最後に、実際に内見数を増やしていくために手をつけたい3つの具体策をご紹介します。
1.写真と募集図面をブラッシュアップする
2.ポータルサイトの掲載内容と露出を強化する
3.オンライン内見やセルフ内見を取り入れる
①写真と募集図面をブラッシュアップする
最初に取り組みたいのが、写真と募集図面のブラッシュアップです。
明るい時間帯に広角で撮り直し、玄関/水回り/居室/収納/眺望まで20枚以上を揃えるだけでも、サムネイルでの第一印象は大きく変わります。
空室であればホームステージングで家具を仮設置し、暮らしのイメージが伝わる写真を1枚加えると反響が伸びやすくなります。
間取り図にも採寸/方角/設備を書き込み、入居後の生活を具体的に描ける情報量に引き上げましょう。
②ポータルサイトの掲載内容と露出を強化する
写真とあわせて効果が出やすいのが、ポータルサイトの掲載内容と露出の強化です。
掲載するサイトをSUUMO/アットホーム/ホームズなど複数に広げ、それぞれで物件紹介文や設備欄を埋め切ることで、検索でヒットする間口が広がります。
問い合わせの電話を受けたときは、「今は◯件ほどお問い合わせをいただいていまして、今週末ですと土曜の午前が比較的ご案内しやすいです」と日時を先に提示すると、その場で内見の約束まで進みやすくなります。
掲載情報を定期的に更新して新着扱いに戻せば、検索順位の低下も防げます。
③オンライン内見やセルフ内見を取り入れる
最後に取り入れたいのが、オンライン内見やセルフ内見といった新しい内見手段です。
ビデオ通話で室内を案内するオンライン内見や、入居希望者が自分で鍵を開けて見学するセルフ内見は、遠方からの転居や多忙な層の「見てみたい」を取りこぼさない仕組みです。
国土交通省はIT重説を正式に制度化しており、内見から契約までオンラインで完結させる流れは年々広がっています。
内見のハードルを下げる工夫を加えるほど、現地見学につながる入口は増えていきます。
内見は入るのに申込につながらない場合の見直し
ここまでは内見そのものが入らないケースを扱ってきましたが、内見は入るのに申込に至らない、という相談も多く寄せられます。
このパターンでは、ポータルサイト上の見せ方よりも、現地で入居希望者が受けた印象にネックがあります。
写真では分かりにくかった水回りの古さや臭い、共用部の清掃状態、内見時の鍵の管理や案内対応などが、申込をためらわせる要因になりがちです。
掲載情報と現地の印象にギャップがあると「思っていたのと違う」と感じさせ、かえって信頼を損ねてしまいます。
内見後に申込が入らなかった物件は、案内担当者から見送りの理由をヒアリングしておくと改善点が具体的に見えてきます。
清掃やちょっとした補修で印象が大きく変わることも多いため、現地のコンディションは定期的に確認しておきましょう。
内見が入らずお悩みの方は久和不動産へ
今回は、内見が入らない原因の切り分けから放置リスク、内見数を増やす具体策、申込につながらない場合の見直しまで一通り解説しました。
要点をまとめます。
- 内見が入らない原因は「写真と図面」「家賃と条件」「露出不足」の3つに大別される
- 放置すると空室の長期化や値下げ競争、掲載順位の低下という悪循環に陥る
- 写真の刷新と露出強化、オンライン内見の導入が内見数を増やすカギになる
久和不動産では、募集図面の見直しから写真の撮り直し、ポータルサイトの掲載強化、家賃や条件の相場分析まで、オーナー様の状況に合わせて幅広くご相談に対応しています。
「募集を出しているのに内見がまったく入らなくて…」
「内見は入るのに申込まで進まない原因を一緒に探してほしい」
という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

