【マンション経営の失敗例7選】具体的な原因や対策についてプロが解説!

「マンション経営をしたいけど、失敗することが怖い」
「マンション経営の失敗例について、それぞれ原因や対策を知りたい」
マンション経営や不動産投資を検討している方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
数十年といった長期にわたって行われるマンション経営は、その過程で様々な出来事やトラブルが発生することがあり、それらに対応できず失敗してしまう例も多くあります。
そこで今回は、マンション経営の失敗例について、具体的な原因や対策にも焦点を当てながら解説していきます。
また、久和不動産では、マンション経営に関するあらゆる相談に対応しています。
マンション経営や不動産投資で悩みを抱えている場合は、ぜひ一度ご相談ください。
マンション経営の失敗例
それでは早速、マンション経営の失敗例について、以下の8つをご紹介します。
実際にマンション経営を検討している方は、ぜひこれらのリスクを頭に入れておいてください。
① 赤字が続く
マンション経営の失敗例の1つ目は「赤字が続くこと」です。
マンション経営は、金融機関から融資を受けて初期投資を賄い、長期にわたって返済を続けながら家賃収入を得続ける形が一般的です。
しかし、以下のような要因によってマンション経営による経費が収入を上回ってしまうと、赤字が続き、資金繰りに大きく影響してしまいます。
経営による経費が膨らみ、結果として赤字が続いてしまう例は、マンション経営の中でも最も多い失敗の1つです。
家賃収入やその他の出費、金融機関への返済金など、収入と支出をしっかりと把握した上で適切な資金繰り計画を立てておくことが大切です。
② 節税効果を得ることができない
2つ目は「節税効果を得ることができないこと」です。
マンション経営を行う方の中には、損益通算や細かい経費の計上によって節税を試みる方も多くいます。
しかし、不動産所得を赤字として計上できなかったり、思いのほか経費の額が少なかったりと、節税に失敗する例も少なくありません。
マンション経営による節税を行いたい方は、不動産会社や税理士などと密にコミュニケーションをとり、自身も税金の仕組みについて詳しく理解しておくことが重要です。
③ サブリース契約による失敗
3つ目は「サブリース契約による失敗」です。
サブリース契約の失敗の原因として、契約内容の不明瞭さや過剰な期待などが挙げられます。
サブリースは、空室であっても一定の家賃収入を保証するというものです。
しかし、空室が続くことで賃料の値下げが行われたり、そもそもの手数料によって収入が少なくなるというデメリットもあります。
そのようなデメリットを理解していないばかりに、思うように収益が得られず、途中で契約解除に至るというケースも多くあります。
サブリース契約による失敗を防ぐためには、事前に契約内容をしっかりと確認することや、サブリース契約を踏まえた資金計画をしっかりと立てることが重要です。
④ 入居付けができない
4つ目は「入居付けができないこと」です。
マンション経営を含む不動産投資では、家賃収入の源となる入居者を獲得することが最も重要なポイントの1つです。
しかし、以下のような原因によって思うように入居付けができないケースも少なくありません。
物件の入居率は、マンション経営において最も意識すべきポイントの1つであるため、長期的な需要やリスクを考慮した緻密な予測が重要となります。
⑤ 入居者の家賃滞納
5つ目は「入居者の家賃滞納」です。
賃貸物件の入居者の中には、期限通りに家賃を支払わない、何ヶ月も滞納するような入居者が一定数存在します。
既にご認識の通り、家賃の滞納は収益の不安定化や資金繰りの悪化を招く原因となるため、絶対に避けなければなりません。
このような事態を防ぐためには、慎重な入居者審査を行うことが最も有効な対策です。
また、もしもの事態を考慮して、あらかじめ保証会社を利用しておくことも重要です。
⑥ 提携する不動産会社の選定ミス
6つ目は「提携する不動産会社の選定ミス」です。
マンション経営では、不動産投資全体の円滑化や物件への入居付け、物件自体の管理など、オーナーの負担を減らすために不動産会社に作業を依頼することが多くあります。
しかし、これらの作業を依頼する不動産会社の選定を疎かにしてしまうと、入居付けがスムーズに行われなかったり、雑な管理が行われたりといった事態に繋がってしまいます。
世の中には数多くの不動産会社が存在するため、不動産会社の選定は慎重に行うことが重要です。
⑦ 想定外の出費が重なる
7つ目は「想定外の出費が重なること」です。
マンション経営では、ローン返済費の他にも、不動産会社への手数料や修繕費、設備投資費など、様々な経費が重なります。
これらの出費は、全てあらかじめ予測できるものではなく、突発的に発生するものも多くあります。
あまりにも予想外の出費が重なると、継続的な資金繰りの悪化を招く要因となり、想定通りの利益を得ることができなくなってしまいます。
想定外の出費が重なることによる失敗を防ぐには、予備費の確保や物件の定期的な点検、保険などに加入しておくことが重要です。
⑧ 売却価格が予想以上に低い
8つ目は「売却価格が予想以上に低いこと」です。
マンション経営では、投資を開始した際に購入したマンションを最終的に売却して利益を得ることでリターンを狙うことが一般的です。
しかし、市場や経済の予測不足によって思うような売却値がつかず、想定した収益を得られないケースも多々あります。
購入したマンションを思うような値段で売却できなかった場合、最悪の場合不動産投資の最終的な収支がマイナスになってしまうこともあります。
このような事態を避けるためには、市場の動向を常に把握し、適切なタイミングでの売却を検討することが重要です。
マンション経営の失敗を回避するための対策
本項目では、マンション経営の失敗を回避するための対策について、最も意識しておくべき以下の4つをご紹介します。
① 緻密な資金計画を立てる
マンション経営の失敗を回避するための対策の1つ目は「緻密な資金計画を立てること」です。
本記事でも何度がご紹介した通り、収益や支出をコントロールするためには、事前に緻密な資金計画を立ててておくことが不可欠です。
初期投資費用の正確な見積もりやローン返済費の把握、突発的な出費への対策など、あらゆるリスクを想定した上で余裕を持った資金計画を立てることが重要となります。
資金計画は、投資活動全体の要となるので、不動産会社や税理士と入念に話し合い、抜け漏れの無いものを作成する必要があるでしょう。
② 優良な不動産会社と提携する
2つ目は「優良な不動産会社と提携すること」です。
先ほどもご紹介しましたが、不動産会社の選定は、入居付けや物件管理の質に大きく影響します。
また、不動産投資全体のサポートにおいても不動産会社の実績やスタッフの質が露骨に影響するため、事前の選定は時間をかけて行う必要があります。
また、実際にマンション経営に取り組んでいる過程でも、定期的なコミュニケーションを図り、常に最適な経営体制を整えておくことが重要となります。
③ 長期的な需要を分析 / 予測する
3つ目は「長期的な需要を分析 / 予測すること」です。
マンション経営による最も難しい部分の1つは、長期的な経済環境や市場の変化によって、物件の価値や入居者の動向が変化することです。
物件の価値や入居者の動向が変化することは、当然マンション経営におけるキャッシュフローにも大きく影響します。
そのため、事前のリサーチや分析はもちろん、様々な角度からリスクや対策を見極め、準備しておくことが重要となります。
④ マンション経営の仕組みを細かく理解する
4つ目は「マンション経営の仕組みを細かく理解すること」です。
マンション経営は、一定の条件を満たせば誰もが取り組むことができる魅力的な投資手法です。
しかし、投資の仕組みや収益を最大化させるコツについて理解していなければ、不動産会社が提示するような利益を得ることはできません。
無論、マンション経営を行う過程で不動産会社のサポートはありますが、それでも自身がマンション経営の仕組みについて理解しているかどうかは、成功を大きく左右する要因となるでしょう。
マンション経営に関するご相談は、久和不動産へ
いかがでしたでしょうか。
今回は、マンション経営について、よくある失敗例や想定されるリスク、それらの具体的な対策方法をご紹介しました。
マンション経営は、魅力的な投資手法である一方で、予想外のトラブルやリスクを抱えています。
実際にマンション経営を行う際には、本記事でご紹介したような失敗例をしっかりと頭に入れ、対策や準備を怠らないことが重要です。
また、久和不動産では、マンション経営や不動産投資におけるサポートを行っています。
些細な質問も受け付けているので、いつでもお気軽にご相談ください!